東海道新幹線 保守車両事故に思う
東海道新幹線で保守用車両が事故を起こし、1日運行ができなくなるという事態が発生しました。
原因は突発的な故障?
ブレーキ操作を行ったにもかかわらず、減速できずに衝突してしまったとの報道がなされています。このことから、突発的な故障により、制御不能になったと思われます。
通常、鉄道車両はブレーキ故障時は完全に効かなくなる前に自動的に作動するように設計されています。映画やアニメでよくある、ブレーキが故障したり、壊されたりして列車が暴走することは通常あり得ません。ただし、これは設計上考慮されている故障(破壊行為)の場合であり、今回の場合は設計上考慮されていない故障が突発的に発生した可能性が高いです。
トラブル増加
この事故の前にも、車両のケーブルが破損して運行が止まるトラブルがありました。車両の整備不良なのか、ケーブルの不良なのかはわかっていませんが、長時間運行が止まってしまったトラブルには違いありません。
余裕があるように思えるJR東海も、他社と同様に人員や財政に余裕が無く、整備点検の簡略化でこうしたトラブルが起きやすくなっている可能性があります。
代替手段の少なさ
東海道新幹線は1編成で1300人以上という乗客を輸送でき、最繁忙期はそれが満員で1時間に10本以上も運行されるという状況です。今回のようなトラブルが最繁忙期に発生していれば、さらに大きな混乱になったのではないかと思われます。
だからといって、在来線に振り替え輸送用の車両を待機させることは現実的ではありません。高速バスや航空機も新幹線と比べれば輸送力はごく限られています。
とはいえ、運賃を値上げして整備点検をしっかりとできるようにする、在来線の輸送力にゆとりを持たせるなどしてバックアップ体制を整備する、そうしたことが必要な時期に来ているのかもしれません。
トラブルが起きることも考えて旅行を
今回のトラブルで大事な商談が出来なかったり、楽しみにしていた行楽地やイベントに行けなかった人も多数出てしまったかと思われます。
不幸にもこうしたトラブルに巻き込まれてしまった場合、オンラインで商談を行ったり、行先を変えたりといった対処も必要になってきます。代わりの効かないイベントや公演などといった場合、主催者などに事情を説明したうえで返金を求める以外にできることはないかと思われます。