常用型派遣で働いてみての感想

残念ながら、1年ちょっと(実働10か月)で退職した「常用型派遣」についての感想です。

研修制度は充実していた

私が入ったのは大手求人情報サービス会社の系列ということもあり、研修制度(eラーニングなど)は非常に充実していたように思います。長く続いていれば、それらを活用してのレベルアップもしていたのではないかと思います。

紹介された派遣先について

大手重工や大手私鉄のグループ会社など、少なくとも「勤務先を友人に自慢できる」ところが多く感じました。

決定した派遣先は拒否できない?!

決定した派遣先を拒否すると、極端に能力からかけ離れた派遣先を充てられたなど、正当な理由が無い限り「業務命令に背いた」ものと判断される可能性が高いそうです。つまり、決定した派遣先が気に入らなかった場合、退職という選択しかないという情報もあります。

しかし、派遣会社は派遣社員(あなた)が高いパフォーマンスを発揮して派遣先(取引先)で活躍してこそ、信頼を勝ち取り利益を得るものです。このため、派遣社員がパフォーマンスを発揮できないような派遣先に派遣することはお互いにとって利益にはならず、通常はしないと思われます。

予想外の契約解除続く

1社目の派遣先は当初2~3年程度の派遣が見込まれていました。そのためか、最初の派遣契約は7か月と比較的長い設定でした。派遣契約は、派遣先の急な業績悪化、派遣社員の相性などへのリスクヘッジもなどから3カ月契約が一般的だそうです。

私自身もこの派遣先は非常に気に入っており、派遣社員とはいえ長期間勤務したいと考えていました。しかしながら、急な業績悪化や部署の再編などを理由として派遣契約を切られるという憂き目に遭いました。

そのショックもあってか、2社目の派遣先ではどうも業務に身が入らず、業務態度不良を理由として当初予定よりも早く派遣契約を打ち切ろうとされるということもありました。実際には業務量の少ない部署から派遣先の部署への応援が急遽決定したことにより派遣社員が不要になったことが理由だったようです。これは、派遣元の営業担当者が成果報酬を得ようと強引に派遣契約をしてしまったことが原因である可能性もあります。

オーバースペックで派遣先が決まらない?!

1社目の派遣先では、派遣直後はあまりに業務をこなすスピードが速すぎて半日以上手待ち状態ということも生じていました。そのような状況から業務量が膨れ上がっていた別のプロジェクトへと移動しました。こちらでも、自分より若いとはいえ、在京大手私鉄から出向で勤務していた方と比較しても高いパフォーマンスで仕事をしている状況でした。修正作業を依頼された図面で、修正した内容での施工が不可能であると見抜くこともあったくらいです。このため、派遣元が派遣料金を大幅に引き上げての契約更新を試みたところ、業績悪化という状況から破談に至った可能性も考えられます。

2社目の派遣先を探すべく、いくつかの派遣先候補で面談をしましたが、「明らかなオーバースペック」を理由として断られたところがあると派遣先を探す営業担当者に言われました。また、なかなか派遣先が決まらないためか、途中で営業担当者が交代するといったことも起きました。

2社目の派遣契約打ち切りを端緒とした派遣元との面談で「派遣先候補は実際に面談した以外にも数多くあったのか」と質問を行いました。その結果、「かなり多くの派遣先候補から面談をする前の段階で断れていた」ということでした。これは「明らかなオーバースペック」を理由として多くの派遣先候補に断られてしまった状況である可能性が高いと考えました。

期待した報酬得られず

人材派遣のシステム上、派遣料金を上回るような給与を出せるはずが無く、実質的に大学卒業直後を3~4万円下回る給与しか受け取れない状況が続きました。また、毎年4月に給与が見直されることになっていましたが、勤続1年未満であったこともあり、2000円(時給換算11円程度)の昇給にとどまりました。

1社目の派遣契約が続いていれば、5000~10000円、あるいはそれ以上の昇給もあったのだと思われますが、2社目の業務内容が図面の作成や修正よりも帳票類の確認と修正がメインとややランクダウンだったこともあって仕方なかったと思われます。

1社目の状況から自分に見合った給与は「大学卒業直後の平均年収」が最低ラインであると、考えていました。面談でもそのラインを下回り続けるようであれば退職を考えている旨を伝えました。

退職決断へ

派遣元への入社から1年が経過した時点で

・派遣先の一方的都合による契約打ち切りが頻発する
・自分の能力に見合う収入が得られていない
・能力が高すぎてかえって派遣先が決まらない

といった問題が出てしまいました。これらのことから、このまま派遣元に所属していても、長期的に安心して働くことが困難であり、派遣元も利益の出ない人材を抱え続けることになるという結論に達しました。

このことを面談で伝え、退職することとなりました。

CADを使った業務には自信が持てた

短期間で退職することになったのは非常に残念ですが、CADを使った業務には自信が持てた」というのが大きな収穫でした。

2社目(関西の有名企業)を退職した時点では「CADを使った業務を行うには能力不足だった」と考えていました。実際には、簡単な修正作業であればあまりに速すぎて手待ち状態が頻発してしまい、施工不可能な指示を見抜くこともあるなど、企業によってはオーバースペックと判断されるくらい能力が高いことが実証されました。仮に正社員登用見送りという形で退職した有名企業でも能力不足で困ることはなかったと思われます。

これにより、次の転職先を「CADを使った業務」もしくは「製造や保守の現場業務で、将来的に設計や開発に携われる可能性があるもの」という方向性を決めることができました。

点数をつけるとすれば

100点満点で点数をつけるとすれば75点くらいになるかと思います。

派遣先の都合に振り回された、思ったような収入が得られなかったというマイナス面はありましたが、自分の強みが発見できた点は良かったと思います。

常用型派遣社員を万人にお勧めしたいとは思いませんが、「自分の強みを発見したい」「自分が業界に合うかどうか試してみたい」「勤務先や業務内容はなんでもいいから安定して収入を得たい」といった理由があれば、試してみてもいいと思います。

yume-admin

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