金剛バスが廃業、続く事業者も多数?

大阪府南部を運行する「金剛バス」が2023年12月下旬で廃業するというニュースが報じられました。調べたところ、人材不足と利用客の減少で営業困難と判断し、廃業(会社を解散)という決断を下した模様です。タクシー事業も行っていましたが、今年春に廃業したとのことです。

近年、様々な業界での人手不足がクローズアップされていますが、交通事業者でも人手不足を理由とした廃業が今後も多く出てくると思われます。大手私鉄、JR各社でも乗務員や駅員が不足し、運行本数を維持したくても維持できない、駅窓口を閉鎖しざるを得ないといった状況が起きているようです。

金剛バスの場合、徹底した経費節減や頻発するストライキの抑制を目的に、運転手全員を契約社員としていたそうで、待遇が良くなかったことは間違いないかと思われます。鉄道各社では、中途採用の社員はまず契約社員として雇い入れ、その後正社員登用を行う流れが一般的でした。しかし、近年は他社と比較してよりよい待遇を提示するため、最初から正社員として雇い入れる事業者も出てきました。

そうなってくると事業を維持できるだけの人員を確保できず、選ばれるような待遇を用意することもできず、やむなく廃業といった方向になったのではないかと思われます。

特に路線バス事業で黒字を計上できている事業者は非常に少ない状況で、地方の事業者は自治体からの補助金に頼り切っているケースも少なくありません。そのような事情を考えると、今後も同じような交通事業者が数多く出てくるのではないかと思われます。

金剛バスが運行していた路線は、近鉄バスもしくは南海バスに委託する形で自治体によるコミュニティーバスに転換されるかと思われます。しかし、運行本数の激減や大幅な値上げも考えられるかと思われます。定期券や回数券以外の割引乗車券は一切発売していなかったようですから、一日乗車券を1000~1200円程度(富田林駅~金剛山ロープウェイの往復相当)で販売するだけでも、乗客を増やすテコ入れになるかと思います。

yume-admin

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントする