京王5000系(京王ライナー)

ロングシートとクロスシートの切り替えが可能なL/Cカーです。個人的に「L/Cカーは近畿車輛の専売特許」だと思っていましたが、この京王5000系は総合車両製作所(J-TREC)製です。ちなみに、西武40000系は川崎車両、東武50090形は日立製作所が製造していますので、「L/Cカーは近畿車輛の専売特許」ということはでたらめということになります。

前面デザインはこんな感じでして、眉毛のように光るデザインが非常に個性を感じます。

通常、車両の向きが変わることはないはずなのですが、車体には車両の方向を示す表示があります。大手私鉄によくみられる前後方向に番号がつけられ、左右で区別があるパターンのようです。

リクライニング機能を持つ座席を搭載する編成があるそうですが、新宿~京王八王子を往復利用するも当たりませんでした。座席指定料金は410円(車内料金700円、満席時も同額)ですが、座席仕様の違いによる料金の差はありません。

京王ライナーとしての運用時、新宿駅停車中などにBGMを流しているのが印象的でした。乗り間違いを防止も兼ねた、特別感の演出かと思います。アナウンス前の音楽は、おそらく関空快速で使われているロングバージョンと同じ主旋律ではないかと思われました。

3人が横並びで座れるロングシートも含め、電源コンセントが備えられています。この写真のロングシートの向かい側は車いすやベビーカー、大きな荷物を持つ人のためのフリースペースであり、座席がありません。ここに座るとちょうど窓枠が額縁のように感じられ、特別感がありそうです。3人での利用だと、優先的に割り当てられるのかもしれません。

なお、都営地下鉄線への乗り入れ運用にも対応しているようで、京王八王子から新宿への乗車中に都営地下鉄線内の行き先を表示した5000系を追い抜きました。この場合はロングシートで運用されるようです。

運転席は昨今の多分に漏れずグラスコックピットが採用されているようでした。

京王電鉄からは新たな車両として2000系の製造が発表されています。こちらも個性的な外観や設備が魅力の車両となりそうです。デビュー後に乗車する機会があればレポートしたいと思います。

yume-admin

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