激安?!路線バスの税金
数年前、自動車税が高いとSNSで話題になっていたので連接バス「エルガデュオ」や二階建てバス「アストロメガ」の税金について調べてみました。
驚くほど安かった
2025年現在、年額で次の通りだそうです。
エルガデュオ | 29000円 |
アストロメガ | 20000円 |
MAZDA CX-3 | 36000円 |
電気自動車 | 25000円 |
バスの税金は排気量ではなく定員で決まるそうで、二階建てバス「アストロメガ」の場合、3列シート(グランドリーム号など)は定員が少ないためさらに税金が安くなります。上記の「エルガデュオ」「アストロメガ」は路線バス(高速バス)として使われる場合であり、貸切バス用、送迎用ではもう少し高くなります。
自家用車の例として出した「MAZDA CX-3」は排気量が1800cc程度です。自家用車は排気量によって税金が決まるそうで、排気量12800ccの二階建てバス「アストロメガ」が同じ基準で課税されたとすれば年額110000円だそうです。
自家用車の自動車税はぼったくり?!
結論としてバスの自動車税が激安なのではなく、自家用車が贅沢品とみなされており、「ぼったくり」というレベルになっていると言えるかもしれません。毎年、5月の大型連休後半になるとクルマ好きの皆さんからはこうした嘆きが聞こえてきます。
しかし、あまり自動車税が安すぎても道路の整備や修繕が追い付かず、いつも渋滞ばかりで仕事には遅刻者が続出という状況になってしまうのではないかと思われます。
自動車税はもっと上がる?!
道路の整備や修繕費用は様々な税金から出ています。特に老朽化した橋の存在や修繕費用が問題になっている状況からすると、道路の整備や修繕の費用を賄うため、自動車税やガソリン税といったものが増税されるのではないかと思われます。
公共交通の崩壊も叫ばれている状況からすると、これまでのように気軽に自家用車を保有することはだんだんと難しくなるかもしれません。例えば公共交通機関(鉄道やバス)が比較的利用しやすい地域に住んでいると自動車税を余計に取られるという政策が考えられます。
しかしながら、「自家用車の保有を原則禁止」というようなことをしてしまえば、自動車メーカーが立ち行かなくなり、日本経済全体が崩壊することは間違いないかと思います。